主な原因
口腔機能が低下する原因として、呼吸の仕方があげられます。普段から口呼吸をしていると低位舌となり、歯並びの悪化や咀嚼時に音が出る、姿勢が悪くなるなどのリスクがあります。また、口呼吸は睡眠にも影響することがあり、成長ホルモン分泌が阻害されることによる発育の遅れ、および無呼吸症候群などを生じてしまいます。
治療の目的
口腔機能発達不全症を治療して、鼻呼吸の習慣をつけることを目指します。鼻呼吸が身に付けば、口呼吸をしなくなる、いびきが減る、お口ポカンの癖が改善するなどのメリットがあります。また、歯並びにも良い影響があり、きれいな歯列になりやすい特徴もあります。
改善法
口腔機能発達不全症を治療する方法として、主に口周りの機能改善を目指します。口唇閉鎖力測定器(りっぷるくん)やりっぷるトレーナーを用いた訓練、および口腔筋機能療法(MFT)などを行います。また、矯正治療で歯並びを改善させることで、口周りの形態改善を促す方法もあります。