歯周病治療について
歯や歯ぐきに異変を感じたら
お早めにご相談ください
歯と歯ぐきの隙間で細菌が増殖して歯周ポケットが深くなり、歯を支える歯周組織を壊してしまう疾患を歯周病と言います。歯が抜ける主な原因の一つであり、40歳以上の約半数は軽度を含め歯周病や歯肉炎であるという報告もあります。早期発見・治療が大切ですので、歯や歯ぐきの異変を感じましたら、お早めにご相談ください。
TROUBLE
こんな場合はご相談ください
- 歯ぐきが腫れている
- 歯が伸びた気がする
- 歯ぐきから出血している
- 歯がグラつく
- 歯ぐきがブヨブヨする
- 口臭がきつくなった
- 歯ぐきが下がってきた
- 歯が抜けてしまった
当院の歯周病治療
炭酸ガスレーザーによる
質の高い歯周病治療
当院では、炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)を用いて歯周病治療を行います。炭酸ガスレーザーには殺菌効果があり、歯周ポケットの細菌数を減らす効果に加えて、歯ぐきの腫れや炎症の抑制も期待できます。先端機器を活用して、質の高い歯周病治療を患者さんへご提供させていただきます。
中度~重度の歯周病に対しても
治療に対応
当院では中度~重度の歯周病である患者さんに対しても、治療に対応しています。各種設備の整った専用オペ室にて、歯肉増大形成術(歯肉弁根尖側移動術、遊離歯肉移植術、結合組織移植術など)を行って、歯ぐきが下がって歯肉退縮を起こしている箇所にアプローチします。
歯肉弁根尖側移動術(APF)
歯周外科処置で感染部の歯ぐきを切開した際、歯ぐきの先端を切除して縫合します。その後徐々に健康な歯ぐきが再生し、良好な状態を目指します。
遊離歯肉移植術(FGG)
口蓋部分から健康な歯ぐきを採取して、他の箇所へ移植する方法です。歯ぐきが下がってしまった箇所へ移植して、歯肉退縮を改善させます。
結合組織移植術 (CTG)
口蓋から歯ぐきの結合組織のみ採取して、移植する方法です。結合組織は薄いため、移植した箇所は見た目の違和感が出にくい特徴があります。
治療内容
スケーリング
歯の表面や歯間、歯周ポケットなどに付着した歯石を除去する処置をスケーリングと言います。スケーラーと呼ばれる専用の器具を用いて、普段の歯みがきではケアしにくい箇所までアプローチし、歯科疾患の原因の一つである歯石を取り除いていきます。
SRP
スケーリングとルートプレーニングの略からSRPと呼ばれ、歯周病治療に用いられます。歯の表面や歯根などに付着する歯石やバイオフィルムなどを取り除き、かつ歯の表面もみがいて滑らかにするため、歯垢や歯石の再付着を防ぐ効果もあります。
歯周外科処置
中度~重度の歯周病では歯の根元深くまで感染していることも多く、スケーリングやSRPだけではケアが不足します。そのような症例では歯周外科処置も行い、歯ぐきを切開して歯根を露出させ、感染箇所の殺菌や歯石の除去などします。
再生療法(エムドゲイン)
中度~重度の歯周病では、顎の骨などの歯周組織が減っていることが多く、歯周外科処置に加えて歯周組織再生剤を使用することがあります。当院ではストローマン社のエムドゲインを取り扱っており、歯周組織の再生を促す治療も可能です。